Negligence

日本は民主主義ではなく平等主義である。
行政が経営の悪い中小企業すら助けたがる体質はそこにある。
法やルールを破った場合のペナルティも軽い。
てんまつ書を社長が書き、誠意を持った謝罪をすると許されてしまう。

アメリカにはホリエモンのような風雲児がたくさんいる。
彼らをコントロールするためにペナルティは大変厳しい。
罰金は企業の致命傷になるほど高く、
経営者は刑務所に入れられることもある。

日本の運送業は職としての身分が低いとされてきた。
これには歴史があり、飛脚などが代表例である。
つまりは、単価が安い、単純な誰でもできるサービス業で、
頭を使わない職業だとされてきた。

近年急速に伸びている3PLビジネスは、
いわば、頭を使った高級な物流ビジネスである。

他者ができないサービスを提供し、
物流の単価とシェアを上げ、
会社が儲かり、
従業員の給料が上がり、
いい人材が集まる。

せっかくいいビジネスをしたとしても、
一部の役員や上層部が、
自分のフトコロにばかりお金を蓄え始めれば、
たちまち企業としての好循環は機能しなくなる。
企業の怠慢とはそういうものではないかと思う。

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