ポンドを語る

5月1日から、日本のガソリン小売価格が3~4円値上げする。
今回の値上げは卸売価格上昇を受けたものだが、
原油の市場価格は今年に入ってから上昇傾向にある。

原油の上昇に強い通貨と言えば、
ユーロ、ポンド、オーストラリアドル、カナダドルなど。
石油資源を持つ国の通貨は強い動きが期待できる。
アメリカドルはアメリカ経済の雲行きが怪しいため、
今後は弱含みになるとの見方が強い。
緩やかではあるが資本は徐々にユーロへシフトしてきている。

ロンドンのシティには強い金融市場があり、
オイルマネーの運用基地として知られている。
詳しいカラクリは知らないが
莫大なオイルマネーが流入するため、
イギリスポンドはオイルカレンシーとも呼ばれている。
今年に入って15年ぶりの高値を付けたポンドだが、
原油価格がさらに上昇した場合、連動してさらに高騰すると予想される。