EXWorks買付けによる戦略

 近年、海外フォワーダーを中心とした日本市場への投資が加速している。どうやら彼らの狙いは、自国の買主を顧客としたEXWorksによる買付けのフォワーディング業務を拡大するためのようである。

一般的に国際商取引では、代金を支払う買主のほうが売主よりも力関係が強い。この立場を利用した買主は、輸入に関するすべて物流をコントロールするため、EXWorks買付けに力を入れるのである。これによって売主は、物流に関連したwork-up(ピンハネ)ができなくなり、買主は物流費を大幅に安くすることが可能となる。さらには買主側の物流業者が自前の3PLを利用して物流をカスタマイズすることにより、新たな物流サービスの開発が可能となる。EXWorks買付けを行う条件としては、輸出国で現地のフォワーダーと同様かそれ以上のサービスが提供できなければならない。そのためには日本法人のサービス力をより強化し、日系荷主のビット(入札)で勝たなければならないのである。海外フォワーダーからすれば、輸出を生業とする日本企業はぜひとも獲得したいところであろう。

ただし問題は、このEXWorks買付けでは売主に利益がなく、売主からすればせっかく商品が売れても物流では損をする構図となる点である。物流知識のある売主はこれを嫌がりCIFなどの取引を推奨するが、支払い側である買主の主張が通されるケースが多い。以上のような海外勢に対抗するためには、EXWとは逆に、輸出をDDPDDUで契約し、売主が工場から買主のドアまで物流をコントロールすることであろう。物流業者は輸出先のサービスも開拓する必要がある。

今後は日系フォワーダーも同じ要領で海外へ打って出て行き、外地で現地に密着したサービス基盤を整え、現地荷主を獲得するべきである。アライアンスだけでなく、ジョイントセールス先の物流業者を積極的に買収しても良い。このまま日本という城に籠もっていては、兵糧攻めを喰らう一方である。

キューネ&ナーゲル

キューネ&ナーゲルは本社をスイスに置く国際フレイトフォワーダーである。
同社は1890年、ブレーメンでアウグスト・キューネによって小さな回漕店として設立され、1902年にパートナーとしてナーゲルを迎え入れキューネ&ナーゲルとなった。
キューネ&ナーゲルのコアビジネスは海運貨物、航空貨物のフォワーディング、内陸輸送、倉庫・配送業務であり、同社は特に、総合的なロジスティクスシステムの開発に力を入れている。今後は伝統的なEUの国際フレイトフォワーダーとして、海運ならびに航空貨物のフォワーディングとロジスティクスサービスを融合させ、さらに独自のe-コマースビジネスを開発する計画である。

キューネ&ナーゲルは、まずは自社戦力の拡充を優先し、必要に応じ他社の買収を慎重に進めていく方針を採っている。EUの内陸輸送ネットワークの拡充を図り、アメリカのロジスティクス市場へ進出するため、アメリカの大手倉庫系3PLアスコ・ロジスティクスを買収したのも一連の作戦である。

キューネ&ナーゲルの日本法人は1982年に東京に設立され、現在は国内に7支店、さらに2008年までに2支店をオープンする計画である。また日本法人は今月、成田に新しくロジスティクスセンターをオープンさせた。成田センターの主な顧客は日本航空であり、航空会社の機内で使用されるすべてのケータリングサービスに対応し、世界中のサービスステーションへのサービスや返却品のチェック、仕分けなどのオペレーションがここで行われる。今後はフォワーディング業務だけでなく、通関業も視野に入れ、国内外物流ネットワークの拡充を目指すという。

このような国際フォワーダーの日本市場を対象とした投資拡大計画は他社にもみられ、高い技術力を持つ日系荷主をターゲットとしたグローバル戦略であると考えられる。なぜならば、中国を始めとしたアジア市場は依然として単に物量が多いだけであり、先にパワーのある日本市場を抑えることで、付加価値が要求される単価の高いロジスティクスサービスを開発できるからである。

バッファローからの手紙

郵便受けにアメリカからの郵便物が入っていて、

開けてみると小切手が入ってました。

発地はニューヨーク州バッファロー。

差出人はGoogleです。

あー、そうだAdsenseだ。

このブログに貼ってある広告収入が、

どうやら小切手で送られてきたらしい。

ひっひっひ

USドルの小切手だから、

外貨預金口座にUSドルのまま入金しておこう。

そして、頃合いを見計らってエクスチェンジ!

ネットで取引すると手数料が安い。


しかしGoogleのビジネスモデルは良くできている。

これからは情報も知識もオープンソースになっていく。

それらを小出しに売って商売することは

時代のニーズに逆らうことになるでしょう。

お金以上のものを追わなければ

パイオニアにはなれないのだ。


ところで通貨の話なんだけど、

このところのアメリカは調子が悪い。

戦争にお金を浪費してしまって

通称、双子の赤字といわれている。

株価は過去最高を記録してるようだけど、

これは税務署の監査を緩くして、

企業の粉飾を黙認しているだけなんだよね。

仕掛け人はゴールドマンサックスの会長で、

大統領の金融ブレーンとして何やらやっている。

近いうちシワ寄せが来るだろう。

なのでUSドルはもういりません。

ユーロはますます勢いを増すでしょう!

これから外貨に投資する人はユーロがいいよ。

アジア諸国もUSドルに通貨をペッグするのではなく、

早くユーロのような共通通貨を作って脱却しないと

道連れを喰らってしまうよ。

あとアメリカ国債は早く売ったほうがいい。

USドルの時代は終わったのだ。

輸出もアメリカ以外に代替したほうがいい。

世界は平均的な日本人の想像をはるかに越える事態になっている。

新幹線@上海

はやて型車両が初営業運転――来月3日、中国在来線で

 【上海16日共同】中国は、日本の東北新幹線「はやて」をベースにした列車(通称「弾丸」)を、2月3日からの春節(旧正月)帰省客のための在来線臨時ダイヤで、初めて営業運転に投入する。中国メディアが16日報じた。

 中国の在来線高速化プロジェクトで川崎重工業など日本企業連合が2004年に受注した60編成の一部。4月18日に正式に通常ダイヤに組み込まれる。

 上海鉄道局関係者らによると、春節臨時ダイヤで運行するのは、上海―南京(江蘇省)のほか、上海―杭州(浙江省)、武漢(湖北省)―北京などの区間。時速160キロでの走行となるが、4月のダイヤ改正では時速200―250キロで運転、北京―上海間は約2時間短縮され、約10時間となる。

 春節ダイヤでの運転に備え、はやて型の列車六編成(1編成は8両)が14日に上海に到着し、走行テストを開始。20、21日には上海―杭州、上海―南京の両区間で鉄道局関係者を乗せた試運転を実施し、28日には一般向けの試運転を行う予定だ。

 日本企業連合は3編成の完成車両を納入したが、残り57編成は提携先の「南車四方機車車両」(山東省青島)が、日本側からの部品や技術提供により生産。昨年秋から北京郊外や青島などで試運転が行われていた。 (21:03)

NIKKEI NET

Christine Moritz

静かな夜には音楽を聞く。。

Christine Moritz - Opening for Sergio Mendes - Washington D.C. - Oct 2006
http://www.varietyisthespice.com/mixes/sergiomendes.html


Shanghai Metro

もう写真ないから文章でお届けする上海!





















上海メトロの4号線と2号線延長部分が昨年オープンしました。
4号線は宝山路駅から浦東エリアを通って
上海南駅までぐるっとまわる路線で、
ゆくゆくは3号線と連結して上海の環状路線となります。
2号線延長は中山公園から虹橋エリアまでの延長です。





















中山公園は1号線と3号線の
トランジットができるようになってて便利便利!
駅から直結のショッピングモールがオープンしていて、
かつての雰囲気が一変しています。










郊外にはアウトレットモールがオープンしました。
上海体育館から長距離バスに乗って行けます。



浦東エリアは建築ラッシュで大変なコトになっちゃってます!
空港からバスで市内へ向かうと度肝を抜かれます。



新天地の第二弾を建設中でした。
場所は紹興路の東のほう。



外灘は外資のレストランやクラブなんかが次々とオープンしてました。
日本勢も頑張っています。



洋山港へはローカルバスで!
竜陽路駅から東海大橋の手前にある臨港新城までの
直通ノンストップの路線バスがあるそうです。
エクスプロア上海・洋山港



上海野生動物園のライオンのコーナーには生きた鶏が売っているらしい。。

Shanghai Dec, 2006

年末は上海へ行ってきたわけで、
そのハイライトを写真でおさらい。















緑あふれる上海新易途国際青年旅舎
(上海新易途ユースホステル)。

ドミ50元、シングル150元
2006年オープン、英語可。
インターネット、洗濯機無料。
人民公園のマリオットホテルの裏。
一号線人民公園駅から歩いて5分。















2005年の冬にオープンした上海洋山新港を偵察。
写真は上海高速道路から洋山港へ直結する東海大橋。
全長約30kmほどの橋脚が延々と海の上を走る。
















稼働中のターミナル1と2。
ガントリークレーンが延々と続く。
このレーンだけで30機くらい連なる。
















スタンバイOKのトランスファーテナー。
上海の重機メーカーが製造。
この会社はコンテナ用重機で世界シェアの35%を占めている。
















コンテナヤード。
この広さ、分かる人には分かる。
















ターミナル2のゲートと、建設中のターミナル3、4。
ここらのドカチンはガタイが貧弱で、
ヘルメットをかぶってなければ屋台のおっちゃんと間違えてしまう程。
















洋山島は岩島なのだ。















上海市観光局で洋山港見学ツアー(60元)があるのだけど、
一週間先まで満員と言われたのでローカルバスで行っちゃいました。
でも、どのバスかわからねぇから、
南浦大橋のバスターミナルからの
バス&ボートの切符を買って洋山港で途中下車。
ちなみに洋山周辺の島々は高級リゾート地で、
洋山港からフェリーで行けます。
島では新鮮な海鮮料理が楽しめるらしい。
あと、神の島ってのがあるらしい。
はっはっ(笑)
















疲れたからパークソンの横でハーゲンダッツを食べました!
















「味全が一番ウマイ!!」
















入り口に立つとピンクのミニスカくの一に囲まれる、
日本料理の忍者屋敷。





















忍者屋敷の隣にある韓国料理屋。
150元食べ飲み放題。
韓国の大統領も来たそうで、味はサイコ→!!
霜降りのカルビやロースが出てきちゃって大変!!
高級な中国牛は日本並みにウマイ!!
このお店はテーブルごとにお姉さんが焼いてくれます。

百度

百度(baidu)は、中国No.1の検索エンジンである。
中国はネット規制技術において世界一とされているが、
世界の検索市場でトップを走るGoogleは、中国政府と仲が悪い。
情報が監視されるクローズドネットワークの中国市場で
大旋風を巻き起こしているのが百度である。

百度の検索サービスはGoogleモデルである。
最大の強みは二つある。
第一に、中国内での情報検索量の多さである。
これはGoogleほどの規制を受けていないためである。
第二に、音楽情報をダイレクトに検索できる点である。
これは著作権を無視した中国ならではの機能であろう。

いづれにしても中華圏の情報検索においては
百度で検索する方法が最も効率的であろう。

また百度は、2007年に日本市場へ進出すると言っている。
2007年の日本市場はIT業界を含め
M&A景気に沸くと予想されているが、
外貨は欧米のみならず中国からも大いに流入するであろう。
今後の動向に注目したい。


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百度(baidu)