新庄とアメリカ
日系移民
海外で働いて現地で永住権を取得した日本人は、退職すると郊外の静かな土地に家を買う。彼らはビジネスでの成功者がほとんどなのだが、ひとたび会社という肩書きがはずれると、現地人からは全く相手をされなくなる。肩書きのなくなった日本人は、黄色の移民としてしか見られないからである。ビジネスの上では人種も国籍も関係なく、お客様はどこでもチヤホヤされるのだが、そうでない外国人はまったくの無価値なのだ。
永住権を取って移民した人にとって、これは完全に予想外で、理想とのギャップにガックリくるそうである。そんな日本人移民が相当数いるらしい。本当にガックリくるそうである。しかしそれが現実なのだ。
生粋の日本人は、どこへ行っても日本人をやめることはできない。海外志向の人は、日本にベースを築きつつ海外進出することを強くおすすめする。
フォワーダーの海外展開
日本のフォワーダーは他国のフォワーダーをなぜ買収しないのか?それは日本のフォワーダーには国際ビジネスの経験者が少ないためである。
今日の日本経済を牽引している経営者や財界人のほとんどが海外勤務経験者であり、しかも20年や30年の長期に渡って国際ビジネスを経験した人物であることは、周知の事実である。しかしながらフォワーダーを含むサービス業に限っては、そのような人物は非常に少ない。それは何故か?
そもそも日本の経済界では製造業が主体となって海外展開が行われてきた。それに伴い、現地の日系企業に日本語でのフォワーディングサービスを提供する目的で、日系フォワーダーは海外進出を果たしたのである。1960年代に始まったこの動きは、三菱倉庫の香港進出を皮切りに、三井倉庫、日通、日新、明光海運などが続いた。第二派としては航空フォワーダーが展開を始め、日通航空、近鉄航空が追随した。
では何故、日系フォワーダーは他国のフォワーダーに立ち遅れてしまったのか?なぜならこれらの日系フォワーダーのサービスは、日系荷主を対象とした国内サービスの延長であったからに他ならない。本当の意味での海外進出とは、現地企業を対象に営業を仕掛け、サービスを提供し、現地人の社長を中心とした根強いネットワークを構築することであろう。日系製造業は、現地企業を相手に過酷な営業や折衝を繰り広げた結果、国際舞台で戦うためのノウハウと人材を獲得したのである。日系フォワーダーは国際ビジネスを経験してこなかったのだ。
海外荷主は言う。「言葉やきめ細かいサービスはいらない。いま欲しいのは、グローバルなネットワークと、安定したサービスである。そういった意味で、日系フォワーダーとはミスマッチがある。」
二の舞
中国では1960年代後半から1970年代前半の約10年間に渡って文化大革命が行われていた。この10年間に中国で教育を受けた学生は、張鉄生の白紙答案思想に影響され、勉強を怠け、好き放題遊んでいた。後に「失われた教育の10年」とも呼ばれるわけだが、まともな教育を受けなかった人たちはその後、各方面で本当に使い物にならなかったそうである。要するに10年間もの人材の空白ができてしまったのだ。現在でも、当時の教育を受けた人たちはあらゆる分野で排除されている。それは思想的な問題よりも、単に怠けていた10年間のブランクを埋められなかっただけなのではないだろうか。例えば現在の在日中国大使の王毅は、10年上くらいまでの先輩を飛び越えて大使になっている。
現在の日本のいいかげんな教育システムも学生も、文革時代の中国にとてもよく類似していて、二の舞を演じるのではないかと思う。
(大地の咆哮より一部抜粋)
DJ SODEYAMA
多角的視点からのテクノ/ハウスミュージックを軸とし、彼ならではのテクニックとスタイルで独自の世界を創りあげるDJ/トラックメーカー。そのプレイスタイルは国内外のDJ/アーティスト達にも高く評価されている。制作面では、「SORA」名義での楽曲『I'm not』が2006年2月にギリシャのレーベル『KLIK RECORD』より発売されたHIROSHI WATANABEによるMIX CD『SOUND OF INSTRUMENTS』に収録。自身の名義では『relicks』『G-confidential』の2曲が収録されたコンピレーションアルバムCD (WC RECORDINGS)が2005年7月に発売。その他にもMSN、KDDI等のCM / PVにも楽曲を提供。2006年4月には新レーベル『u-ropa』より渾身の1stアルバム『Metal Heart』をリリース。DJ BAKU / MOLD / SHIGEO / SALMON / SAORIをフューチャーしたアブストラクト / ダウンビートからテクノ / ハウス等のダンスミュージックを完全網羅した内容で各方面から注目を集めた。トラックメーカー / プロデューサーとしての活動に最も期待されているDJの1人である。
generaleffect.com
BoeingとAirbus
2008年就航予定のボーイング787型機は、民間航空機では世界で初となるカーボン繊維樹脂を採用した航空機である。航空機用複合材料は、金属よりも軽くて強いというメリットがあるが、ジュラルミンに比べ5倍以上のコストがかかることが欠点であった。ところが近年の航空燃料の高騰から、機材の自重を軽くし、その分より多くの旅客と貨物を積み込める高燃費型の航空機需要が高まり、市場ニーズとマッチした。
787型の主翼部品を担当した富士重工の生産ラインでは、低コスト製造技術の確立が急務とした。従来の方法では、カーボン繊維樹脂フィルムを重ね合わせてから窯で焼き付け、その後成型していた。そこで新しくRTM(レジン・トランスファー・モールディング)法と呼ばれる製造技術を採用した。これはフィルムを重ね合わせるのではなく、まずカーボン繊維だけを編み込んで部品の形にする。そしてその後に樹脂を含ませ完成させるという方法である。このため部品の大きさを制限する焼き窯もいらない。人手も少なくでき、巨大な部品でもゆがみは少なくなる。以前に比べ、強度は同じでコストは半分になるという。
787型は当初の予想より発注が多くなったため、ボーイング社は現在3機ある半製品を輸送する特注の貨物専用機を台湾で追加製造する予定である。
エアバスの新型機A380型は、配線におけるトラブルから就航が2010年10月に延期された。ジャンボ機の配線は総延長で30キロメートル程度とされ、A380ではこの配線を軽量化する目的で、従来の銅線からアルミ線を採用した。しかし組み立て段階となってこのアルミ線は、湾曲した各部に対して銅線のように曲がらないことがわかり、A380は設計を再度見直すこととなった。
論語とソロバン
埼玉県出身の「渋沢栄一」は、
渋沢財閥を築いた実業家であり、
近代の日本経済の基礎を作った人物と言われている。
渋沢は言う。
「論語とソロバンは一致しなければならない」
論語とは孔子語録のことで、倫理、モラルを意味し、
ソロバンとは、商売、ビジネスのことである。
いま、日本で生活することが、
こんなにも過酷でストレスフルになっている原因とは、
それぞれが目的や利益ばかり追い求め、
目下の幸せを見ていないからである。
肩書きやお金のような見に見えるものよりも、
人間的なモラルといった目に見えないもののほうが、
よっぽど価値があり魅力的なのだ。
この倫理観こそが、知識や経験をも凌駕(りょうが)する、
人間の最も重要な資質なのである。
モラルとビジネスがハーモナイズした組織こそ、
この混沌とした世の中を変えていくのではないだろうか。
[グーグルの例]
米国大手検索サイトのグーグルは、
世界一の売上を誇る広告代理店である。
そして、IT業界の中では異例の経営方針を採っている。
グーグルの社長は、
「ビジネスは考えるな、ユーザーのことだけを考えろ」と言う。
グーグルでは本社のことを「キャンパス」と呼び、
社内での食事や飲み物はすべて無料。
上司からの命令は一切なく、
毎月、社員全員でパーティーが行われている。
彼らは、もはやお金や肩書きのためではなく、
自分を幸せにするために、
そしてユーザーを幸せにするために、
世界中のすべての情報を解き放とうとしている。
そこにはIT分野で天才といわれる人材が
世界中からひっきりなしに集まっているのである。
心理学や精神論で最先端を行くドイツでは、ビジネスマンは言う。
「会社には仕事をするために行くのではない、
朝起きて、何となく会社に行くと、そこに適度な仕事が置いてあるんだ。」
よーくわかる本
物流の業界動向と企業分析の教科書はコレ!
「図解入門業界研究 最新物流業界の動向とカラクリがよーくわかる本」
秀和システム出版: 橋本 直行
amazon.com
10月末まで、
楽天で本を買うと送料無料なんだってね。
メール便の原価っていくらなんじゃろうか?
上海を喰らう!
世界中の美食が集まる上海に、
日本の「ぐるなび」が情報提供を開始しました!
日系情報サイトではおそらく初めての、
マップ表示機能を備えたスグレモノ。
ぐるなび上海版
紹興路(シャオシンルー)は昔から出版や美術系の店が連なる通り。
現在はブックカフェが数店舗あり、
東アジアでも有数のオシャレ通りとなってます。
その中のとあるカフェにて、
深夜にワインを二本空けた記憶があったりなかったり。
男勝り
大地の咆哮
中国はどこへ行くのか。
約30年間、中国外交の第一線で活躍した元上海総領事が、
知られざる大国の実態と問題点を詳細に分析した書。
2004年5月、在上海日本総領事館の館員が、
中国側公安当局者による恫喝と脅迫に苦しめられ、
自殺の道を選んだ事件は、日本人に大きな衝撃を与えた。
そのときの総領事が著者である。
同年秋、一時帰国した著者は、自らの体に病巣があることを知る。
医師から告げられた最終診断は末期がんであった。
抗がん剤による激しい副作用と闘いながら、
日本と中国の未来を見据えて書いたのが本書である。
「解説文」を執筆した岡本行夫氏(国際問題アドバイザー)はこう語る。
「この本は現在の中国を分析するものとして
世界中で書かれた多くの著作のうちでも屈指のものだと思う」
「現役の外交官が、病気と闘う中で、自分の経験と考えを、
脚色や誤魔化しなしに、そのまま我々に伝える決心をした」
著者はいう。
「中国認識で大切なことは、
机上の理論を排した現実に即して中国を理解することだ」と。
その言葉どおり、日本人が知らない中国の実態を明らかにした大著。