~~3PLとは何か!?~~
3PLとは、「自社の資産や施設にとらわれず、荷主企業に最適な物流を
提案、実現、運用するするプロセスである」と考える。
日本の物流業者が定義する3PLには、以下に示すような二通りの解釈がある。
1、「自社を基点とした3PL」
従来の付加価値サービス(検品、梱包等)を「3PL」と称し、
作業単価を上げるための物流商品。
日本の多くの業者がサービスを販売している。
自前のハードにとらわれる。
2、「荷主を基点とした3PL」
荷主と自社以外に、他の物流業者も介在する。
自社は荷主に対して、単なるアウトソースやコンサルティング企業ではなく、
ビジネスパートナーとして物流を運用、改善する業者となる。
日本では一部の物流業者がサービスを提供する。
自前のハードにとらわれない。
~~3PLの今後のビジネス展開について~~
日本において、今後とも3PLのニーズは高まるが、
物流業者は以下三点のニーズに答えられるかどうかで二極化するであろう。
* 業務ではなく戦略を提案できるか?
* サプライチェーン全体をカバーできるか?
* ボーダレス化に対応できるか?
3PLのような欧米のビジネススタイルは、
日本の伝統的な企業風土に対してすぐに馴染ませることは難しい。
従って国内での3PL業者は、急激な業務拡大でリスクを冒さずに、
20年、30年先でも生き残れるような
安定的なビジネス展開を行っていくであろう。
また、製造業を筆頭に荷主企業の急速な海外展開が行われている中で、
3PL業者は海外での顧客ニーズにも答える必要がある。
現地化した強力な海外ネットワークを築くことにより、
サービスの裾野はさらに広がり、
結果、新たなビジネスチャンスが生まれるからである。
日系物流業者は、企業も従業員も「鶏口牛後」思考になることが、
3PLビジネスに望む上での基本的姿勢ではないだろうか。
3PLとは何か!?
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