現在、日本の完全失業率は4.6%であり、数年前の最悪期よりも約1%減少した。しかしながら24歳以下の失業率は8.4%と、減少するどころか倍にふくれあがった。この数字は景気が回復したとはいえ、まだまだ企業が新卒を育てるだけの余力を持っていないことを示している。また就労者であっても、全就労者中およそ50%は非正社員であり、今後ますますこの非正社員の割合は増加すると考えられる。一般的に非正社員での就労では、責任を持って仕事をする機会が与えられず、自身のキャリアアップのチャンスを大きく失ってしまうと言われている。
既にここ数年は世界的な大変革時代に突入しており、求職者は3年後の自分を予測し、そのための計画を立案、直ちに実行、行動するべきである。企業は優れた若年就労者を獲得するべく、会社ぐるみで新入社員を育てていく体制を築くことが求められる。人事部門は、若年者にいかにして安心と安定を与えることが、人材獲得の鍵となるであろう。
就労者は会社の利益追求目的を具体的に認識するために、「3年、5年、10年で会社は何を求めていくのか?」、「自分が何をするべきなのか?」を常に把握しておくべきである。また自分が何をしたいのかを企業側に伝え、自分自身の気持ちを把握することも重要である。「なんでもいい」では希望は通らない。
現在の職場環境の大きな特徴は以下4点である。
・複雑な仕事
・スピード
・利害関係者の増加
・少人数でたくさんの仕事
答えを導き出す多答問題は応用力を必要とするが、これは日本人の苦手とする分野の一つである。コミュニケーションの間に介在する事実と感情をコントロールできる応用力こそ、どこの職場でもニーズのある能力なのではなかろうか。
スピーチプラザ
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