メニュープライシング

メニュープライシングという考え方は米国に起源をもち、
日本では日用雑貨最大手の中央物産が最初に導入したとされる。
これは物流機能の中身を「サービスメニュー」として明確にし、
それぞれの作業ごとの値段を示していく手法である。
[例]
検品・・・・・・・・・・・・・・4円/ピース
検品・・・・・・・・・・・・・・16円/ケース
梱包(バラ積み)・・・・・215円/箱
梱包(ケース)・・・・・・・38円/ケース
梱包明細書付き・・・・・6円/枚


物流ベンダーはコミッションではなく、サービスチャージとして料金を提示し、
荷主企業に料金の中身を明確に説明する必要がある。
その結果、両者は長期的に対等な立場で物流費削減に望むことができる。

また物流ベンダーは、サービスメニューに付加価値サービスを盛り込み、
商社が担当しているサービスに介入すべきである。
これは商社と物流企業とのサービスに混同する部分が多くあり、
現状としてそのほとんどは、
商社のコミッションの中に隠れてしまっているためである。

サービス業は「どんぶり勘定」的な商売から脱却し、
自らの存在意義を数字でアピールすることが求められている。

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