「日本のロジスティクスビジネスの評価と今後の展望」
・ロジスティクスの市場は今後とも拡大する。
しかし、荷主企業がみずから管理できなくなること、
さらに、物流業者によるサービス品質の問題が生じることによって、
荷主企業は3PLの利用を抑制することになる。
・付加価値サービスの提供とIT化が差別化の鍵となる。
しかし、主となる収入は依然として輸送や倉庫などの基本サービスからである。
・荷主企業の3PLの選択にあたり、サービスの価値が重要な要素であるが、
やはり低コストがアウトソーシングの決め手となる。
・荷主企業はできるだけ少数の3PLを使用しようとするため、
3PLは、自力もしくはアライアンスによって
サービス内容を拡大していかざるを得ない。
・荷主企業は、ますます自己のコア・ビジネスのプロセスに集中する。
このため、サプライチェーンの統合、グローバリゼーション、
ロジスティクスの情報システムが、
3PLの成長をもたらす最大の機会を与える。
現在、日本でアウトソーシングされている物流サービスは、
輸送、倉庫、通関、フレイト・フォワーディングであり、
逆に、在庫管理、キャリアの選択などのアウトソーシングが少ない。
荷主企業は使用する物流業者の数を減らし、合理化をはかる傾向にある。
ヨーロッパでは中堅物流業者が巨大物流業者に対抗するため、
東欧を含め各地域別にアライアンスを結成している。
日本の風土を考えた場合、アメリカよりもヨーロッパの
輸送とロジスティクスへの対応が参考になる。
ロジスティクスの展望
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1 コメント:
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